スマートフォンの月額料金、あなたはいくら払っていますか?
もし月に8,000〜10,000円近く支払っているなら、それはもう”情報弱者の税金”といっても過言ではないかもしれません。
この記事では、キャリアからの乗り換えによってスマホ代を年間数万円単位で安くする方法を、楽天モバイルを例にして初心者にもわかりやすく解説します。
なぜ日本のスマホ代は高いのか?
日本の大手3キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)では、月額料金が平均して8,000〜10,000円程度かかることが多いです。
その原因は次のようなものです。
- 不要なオプション
使わないのに毎月数百円~数千円加算されている - 過剰なデータプラン
実際は使っていないのに大容量を契約している - 店舗の人件費
実店舗でのサポートが料金に反映されている
情報弱者いわゆる「情弱」の特徴として、スマホを契約するときに”とりあえず”キャリアショップ(ドコモショップとかauショップとか)に入りがちです。
これらのショップのほとんどは代理店(キャリアから販売・サービスの委託を受けてキャリアの看板で運営している店)であるため、より高額なプランを契約させればさせるほどキャリアから多くの報酬が得られます。
そのため、情弱の客は「カモ」にされてしまい、過剰なデータ容量や不必要なオプションに加入させられてしまうのです。
情弱なら迷わず楽天モバイルを選んでおこう
最初に断っておきますが、『楽天モバイルユーザー=情弱』ということではありません。
自らの判断で楽天モバイルを選んだあなたは、むしろ「情強」の部類ですのでご安心を。
「情弱なら迷わず楽天モバイルを…」というのは、情弱の思考で安易に選んでも損をしないキャリアという意味です。
その理由を以下に挙げます。
楽天モバイルは第4のキャリア
現在の楽天モバイルは、いわゆる「格安スマホ(格安SIM)」ではありません。
ドコモ・au・ソフトバンクに続く第4のキャリアです。
2024年からはプラチナバンドも利用でき、ドコモやauと比べても遜色のない通信品質を提供しています。
格安スマホの各社と違い、リアルなショップでの契約手続きもできます。
つまり、ネットでの手続きが苦手な情弱でも、ドコモやソフバンと同じように店員さんお任せで手続きができるのです。
楽天モバイルの料金プランは1つだけ
楽天モバイルで選べる料金プランは「Rakuten最強プラン」の1つだけです。
追加できる有料のオプションも、「15分(標準)通話かけ放題」と「国際通話かけ放題」しかありません。
そのため、ショップの店員がどんなに頑張っても、月額6千円を超えるようなボッタクリ料金にはなり得ないのです。
楽天モバイルの従量課金は現実的
楽天モバイルはデータ使い放題ですが、データ使用量が少ない月は料金が安くなる「段階的従量課金」です。
と言っても情弱の皆さんには難しい話でしょうから、まずは下のグラフをご覧ください。
- 割引なし
- 割引あり


楽天モバイルでは、あまりデータを使わなかった月(~3GB)・まあまあデータを使った月(~20GB)・データをバリバリ使った月(~無制限)で料金が自動的に変わります。
これはドコモやauなどのデータ無制限プランでも同じシステムが採用されていますが、ドコモなどの他の大手キャリアでは最大料金に達するデータ量がかなり少なく設定されています。
具体的には、ドコモなら3GB、ソフトバンクでは2GB、auに至っては1GBを超えればいきなり最大料金到達というアコギな商売です。
2024年の調査によると、スマホユーザーの毎月の平均的なデータ使用量は約11GBで、その中でも毎月3GB程度しか使わないユーザーが最も多いという結果でした。
つまり、楽天モバイルにすれば大半のユーザーが月額2千円ちょっとで済むということです。
楽天モバイルの手続きだけで乗り換え完了
楽天モバイルは「MNPワンストップ」に対応しているので、楽天モバイルでの手続きだけで電話番号そのまま他キャリアからの乗り換えが完了します。
MNP予約番号の取得が不要なので、情弱でも簡単に乗り換えができます。
ただし、これはオンラインで手続きする場合のみ使える技です。
楽天モバイルショップで他社からの乗り換え手続きをする場合は、事前にMNP予約番号を取得しておかなければいけません。
実際に楽天モバイルに乗り換えるとどうなる?
現在、ドコモの eximo(割引なし・通話オプション付き)を契約していて、毎月のデータ使用量が20GB以下のユーザーが楽天モバイルに乗り換えた場合を計算します。
- 乗り換え前(ドコモ):月額 9,295円(税込)
- 乗り換え後(楽モバ):月額 2,178円(税込)
毎月の差額: 9,295円 - 2,178円 = 7,117円
年間の差額: 7,117円 × 12ヶ月 = 85,404円
月7千円以上、年間8万5千円以上の節約になります。
気になるデメリットは?
楽天モバイルにもデメリットはあります。
情弱の人にとってはあまり致命的なデメリットではないのですが、いちおう確認はしておきましょう。
地方や山間部で電波が弱い場合がある
楽天モバイルは「第4のキャリア」とはいえ業界では新参の部類ですので、ドコモやauに比べれば地方や山間部で電波を拾えないことが比較的多いです。
しかし、楽天モバイルの電波が届かない範囲をauの電波をパートナー回線として利用することでカバーしているので、純粋に「つながらない」ということは稀です。
つまり、楽天モバイルが繋がらない場所は、少なくともauも繋がらないのです。
といっても対応エリアは随時拡大していますし、プラチナバンドも獲得して今後の通信品質の向上は大いに期待できるでしょう。
Rakuten Linkアプリ経由での通話が必要
これはデメリットというよりある意味メリットなんですが、楽天モバイルは Rakuten Link アプリからの通話は無料になります。
要するに楽天モバイルでは基本的に通話無料オプションなるものは不要なんですね。
ただし、Rakuten Link アプリを使わずに発信することも可能なので、その場合は通話料がかかるよって話です。
サポートは基本オンライン対応
楽天モバイルは元々は格安スマホからスタートした会社なので、サポートや手続きなどは基本オンラインでの完結を想定しています。
とはいえ、ドコモショップやauショップに比べれば店舗数は少ないながらも楽天モバイルショップでもサポートは行っていますのでご安心を。
オンラインサポートと楽モバショップでのサポートの使い勝手の良さを比較したので、下の表を確認してみてください。
サポートの内容 | オンライン | 楽天モバイルショップ |
---|---|---|
契約前の相談 | △(一部可能) | ◎(気が済むまで相談できる) |
契約後の各種手続き | ◎ | ○(一部は非対応) |
初期設定・端末サポート | △(遠隔操作サポートあり) | ◎(実機で対応) |
緊急トラブル(端末故障など) | △ | ◎(その場で確認・対応) |
楽天モバイルへの乗り換え手順
それでは、実際に楽天モバイルへ乗り換えるときの手順を説明します。
楽天モバイルの乗り換え手順(楽天モバイルショップの場合)
- MNP予約番号を発行する
- 楽天モバイルショップで申し込み
乗り換えついでに機種変更もするなら実機を触って見れる実店舗が便利ですが、情弱にとってはMNP予約番号の発行がネックになります。
MNP予約番号の発行は乗り換え元の領域なので楽天モバイルのショップでは対応してくれませんが、相談すればやり方はレクチャーしてくれるらしいです。(あくまで非公式)
その後の設定とかはショップの店員さんに任せましょう。
楽天モバイルの乗り換え手順(オンラインの場合)
- 楽天モバイルの公式サイトから申し込み
- SIMカードまたはeSIMが届いたら端末に設定
店舗に行く必要は一切なし。
すべてスマホ1台、約10分で完結します。
まとめ:行動する人から得をする
スマホ代は“固定費”だからこそ、早く見直すほど大きな効果を生みます。
- 月6千円以上の差があれば、1年で7万円以上の節約
- 面倒な手続きはなく、スマホだけで完了
- 通信品質も大幅に向上中
ここまで読んで「楽天モバイルに乗り換えようかな?」と思った自称「情弱」あなたは、今まさに「情弱の殻」を破ろうとしています。
「もう情弱とは言わせない」
楽天モバイルで今すぐ賢いスマホライフを始めましょう。
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