ボッタクリ?ABEMA de DAZN にはデメリットしかなかった!

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映像配信サービスの ABEMAアベマ で、新プラン「ABEMAアベマ de DAZNダゾーン」が提供されると発表されました…

新しい未来のテレビ「ABEMA(アベマ)」は、スポーツ・チャンネル「DAZN(ダゾーン)」(以下「DAZN」)のスポーツコンテンツが視聴可能となる新プラン、「ABEMA de DAZN」の正式提供を、2月23日(金)より新たに開始することをお知らせいたします。

サイバーエージェント公式

が、賢明なユーザー諸君はこの新プランには決して手を出してはいけません。
ちょっと調べてみたところ、ABEMA de DAZN はデメリットしかない「いったい誰が契約するの?」と言わんばかりの謎サービスでした。

料金のメリットがない

まずは、料金の面から。
ABEMA de DAZN と DAZN(公式)の料金を比較します。

プラン/サービスABEMA de DAZNDAZN スタンダード
年間プラン(一括)¥32,000 /年¥32,000 /年
年間プラン(月々)¥3,200 /月
月間プラン¥4,200 /月¥4,200 /月

ABEMA de DAZN と DAZN(公式)の料金は全く同じです。
2/29日までの登録なら、年間プランに限り 32,000円(税込)が 28,000円(税込)に1年間だけ値引きされます。
しかし、Jリーグ年間視聴パスが 27,000円(税込)で売られていることを考えると、料金面でのメリットは「ナシ」に等しいです。

コンテンツのメリットがない

ABEMA de DAZN の公式ページには、以下のような驚愕きょうがくの一文がしたためられています。

※「ABEMA de DAZN」では、プロ野球など一部のコンテンツを除いたDAZNのコンテンツを視聴できます。
※「ABEMA」での視聴プランは「ABEMA de DAZN」のみとなり、「DAZN Standard」などのご提供はありません。また、追加有料コンテンツなどのご利用はできません

信じがたいことに、同じ料金を払わせておきながら DAZN よりも見れるコンテンツが少ないのです。
見れないものの中には、日本におけるDAZNの目玉コンテンツであるプロ野球も含まれます。
サッカーしか見ないならともかく、僕のようにサッカーも野球も好きなユーザーにとっては、もうこれだけで選択肢から外れます。

トータルのメリットも皆無

極めつけに、同じく ABEMA の有料プランである ABEMAプレミアム との比較です。

コンテンツ/プランABEMAプレミアムABEMA de DAZN
無料コンテンツ視聴OK視聴OK
ABEMAプレミアム
コンテンツ
視聴OK不可
ABEMA de DAZN
コンテンツ
不可視聴OK

この比較表は ABEMA の公式ヘルプから引っ張ってきたものですが、そこには目を疑うような一文が記されていました。

ABEMAプレミアムとABEMA de DAZNを両方ご利用したい場合は、それぞれのプランへ登録する必要がございます。

なんと、ABEMA de DAZN と ABEMAプレミアム は完全に別建てのサービス。
ABEMA de DAZN を契約すれば ABEMAプレミアム(月額980円)もコミコミで見れると期待していたユーザーの希望を豪快に打ち砕いてくれました。

また、ABEMA de DAZN と ABEMAプレミアム を両方契約することでの割引もありません。
はっきり言って ABEMA de DAZN なんて誰が契約するのでしょうか?

ABEMA de DAZN 唯一のメリットは?

ここまで新発表の ABEMA de DAZN のデメリットだけについて解説しました。
このようなサービスの紹介記事では、デメリットばかりではなくメリットも取り上げないとフェアではないので、ABEMA de DAZN のメリットを紹介します。

DAZN は新料金への改定と合わせてロケーション制限による不正利用の防止を発表しています。
これは、同じDAZNアカウントでの同時視聴を同じグローバルIPアドレスに接続した2台のデバイスに限定するというものです。
簡単にいうと、自宅と外出先で同時に DAZN を見ることができなくなりました。
自宅と外出先のように別々の場所(ネットワーク)で同時に見たいときは、ロケーション追加のオプション(月額980円)の購入が必要です。
これは値上げと同じくらい大きな改悪です。

DAZN のほか、DAZN for docomo などの他社サービスにもこのロケーション制限が適用されますが、ABEMA de DAZN だけはその対象外です。
つまり、オプションの購入無しで同時に2ヶ所で DAZN を利用できるのは ABEMA de DAZN だけということになります。

そのため、

  • サッカー以外に興味はない
  • 家族でアカウントを共有し、それぞれ別の場所で DAZN を見たい

という条件に当てはまるなら、ABEMA de DAZN が有力な選択肢となります。

ABEMA de DAZN の代替サービスは?

ABEMA de DAZN には上記のようなメリットこそあれど、料金が安いわけでもないのに DAZN のコンテンツが全て見れないなどデメリットのほうが上回ります。
同時視聴の制限はありますが、DAZN のコンテンツを全て楽しみたいなら以下のサービスを推奨します。

DAZN(公式)

DAZN の公式サービスなら全てのコンテンツが視聴できます。
Jリーグ年間視聴パス(売切れ間近)を購入すれば、27,000円(税込)で1年間利用できます。

DMM×DAZNホーダイ

VODサービスの DMMプレミアム と DAZN がセットになった DMM×DAZNホーダイ なら、月額3,480円(税込)で2つのサービスが利用できます。

料金が ABEMA de DAZN よりも安いうえに DAZN のコンテンツが全て見れて、またシーズンオフの間は解約しておくことで料金の節約もできます。

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