iPhone を使っていてバッテリー(充電)の減りが急に早くなったと感じることはありませんか?
バッテリーが持たないというお悩みは、iPhone に関わる相談の中でもTOP3に入るくらい多いものです。
特に、バッテリーの持ちが急激に悪くなったと感じたら、次の5つをチェックしてみましょう。
それでは、1つずつ説明します。
バッテリーは劣化していないかな?
iPhone を使えば使うほど、自ずとバッテリーは劣化していきます。
これは避けようのない事実です。
まずは、現在のバッテリーの状態をチェックしましょう。
[ 設定 ] → [ バッテリー ] → [ バッテリーの状態と充電 ] の順に進むと、バッテリーの最大容量を確認できます。
最大容量が 80%を下回っていたらバッテリー交換か買い替え を検討しましょう。
ここでの最大容量とは、新品のバッテリーと比較してどれくらい劣化が進んでいるかを示しています。
最大容量が80%なら、フル充電しても新品バッテリーの8割しか充電が持たないということです。
Apple では、バッテリーの最大容量について以下のように公表しています。
通常のバッテリーは、通常の条件下で使用された場合、フル充電サイクルを 500 回繰り返した後も本来の蓄電容量の最大 80% を維持するよう設計されています。
Apple サポート(日本)より
つまり、1日1回フル充電した場合でも約1年半で20%も劣化する仕様だということです。
1日に何度もフル充電を繰り返すようなハードな使い方だと、そのぶん劣化は早まります。
最大容量が80%を切ると、体感的にバッテリーの減りが早く感じます。
最大容量が70%を切ると、日常的な使用にも支障をきたすくらいバッテリーの減りが早くなります。
劣化してしまったバッテリーはもう元には戻りません。
覆水盆に返らずです。
バッテリーの最大容量が80%を切ったら、バッテリー交換 か iPhone を買い替えるのが解決方法です。
バックグラウンドでアプリが暴走してないかな?
iPhone では、使っていないアプリがバックグラウンドで動作していることがあります。
常に位置情報や歩数を取得するアプリが裏で動いていると、それだけでバッテリーの減りが早くなります。
アプリスイッチャーで動作しているアプリを確認しましょう。
アプリスイッチャーは以下の操作で起動します。
- ホームボタンをダブルクリック
- ホームボタンがない機種は画面の下から中央に向かってスワイプ
いま使っていないアプリが表示されていたら、上スワイプすることでアプリを完全に終了することができます。
ドラクエウォークやポケモン GO などの位置情報や歩数などの情報を必要とするアプリは、使い終わった後にアプリを終了しておかないとバッテリーをモリモリ消費します。
ところが、アプリスイッチャーからアプリを完全に終了してもなおバッテリーを消費する厄介な暴走アプリがあります。
アプリの完全終了でもバッテリーの減りが改善しないなら、アプリごとのバッテリー消費量をチェックしてみましょう。
[ 設定 ] → [ バッテリー ] の順に進むと、アプリごとにどれだけバッテリーを使ったかがパーセンテージで表示されます。
ここで異様に高い割合を示しているアプリがあったら、それが暴走アプリです。
バックグラウンドで起動していないのにバッテリーを消費しまくる暴走アプリを見つけたら、そのアプリのバックグラウンド更新をOFFにしてみましょう。
[ 設定 ] → [ 一般 ] → [ アプリのバックグラウンド更新 ] で ON/OFF の切り替えができます。
暴走アプリのバックグラウンド更新をOFFにしてもバッテリーの消費が改善しないようなら、そのアプリのアンインストールも検討しましょう。
なお、アンインストール後に再インストールすることでバッテリー消費が改善することもあります。
プッシュ通知で画面ONにならないかな?
メールや LINE 、SNSアプリなどからの通知が来るたびに画面がONになっていませんか?
画面の ON/OFF を頻繁に行うとバッテリーの消費が早くなります。
通知が来ても画面がONにならないように設定を変えましょう。
[ 設定 ] → [ 通知 ] の順に進み、リストから設定を変更したいアプリを選択します。
通知項目の [ ロック画面 ]のチェックを外すと、通知が来ても画面が点きません。
ついでに、重要ではない通知はOFFにしておくのを推奨します。
いま季節は冬じゃないかな?
バッテリーのパフォーマンスを最大限に発揮するには、最適な温度があります。
ザックリ言うと、暑すぎたり寒すぎたりするとバッテリーの性能は落ちます。
特に、寒すぎるとバッテリーの減りは早くなるようです。
iPhone を冷たい空気で冷やさないようにしてください。
試しに暖かい室内で1日使ってみて、バッテリーの減り方を比べてみましょう。
OSのバージョンは最新かな?
iPhoneのOSはよくアップデートされますが、過去にはバッテリー消費の激しいバージョンが存在しました。
これらはすでに修正版のアップデートが配信されているので、まずはOSを最新のものにアップデートしましょう。
また、今後のアップデートでもバッテリー消費が激しくなる不具合のあるバージョンが提供されるかもしれません。
そのときは、修正版が出るまで待ちましょう。
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