車の維持費として忘れてはいけないのは、雪道や凍結路で必須のスタッドレスタイヤです。
スタッドレスタイヤの寿命は概ね3シーズンといわれており、寒冷地ほど1年の中でスタッドレスタイヤを使用する期間が長いため、買い替えのサイクルが早くなります。
この記事では、新品のスタッドレスタイヤをとにかく安く買う方法を紹介します。
自動車保険の見直しが節約の近道
マイカーの維持費を安くしたいなら、まずは自動車保険の見直しから始めてください。
これだけで年間数万円の節約になることもあります。
自動車保険の見直しには一括査定サイトを使うのが便利で簡単です。
“ほけんの窓口インズウェブ” では最大20社に無料で一括見積りしてもらい、保険料の比較ができます。
見積り=契約ではないので、保険料の相場を知るという意味でもとりあえず見積もりを取ってみましょう。
オフシーズンに買う
冬のシーズンが始まりスタッドレスタイヤの需要が高まる前や、シーズンが終わった後に買うといいでしょう。
具体的にはシーズン前なら9~10月、シーズン後なら3月がオススメです。
特にシーズンが終わる3月以降は在庫処分のために安く買えます。
ただし、スタッドレスタイヤ商戦は寒冷地ほど早く始まります。
後述のアウトレットタイヤについては元々の在庫数が少ないため、9月頃から寒冷地での需要により品薄になる傾向にあります。
アウトレット品のタイヤを買う
タイヤも車と同じようにモデルチェンジをします。
旧モデルや、現行モデルでも製造から1~2年経ったタイヤは安く買えます。
新品のタイヤは適切な環境で保管されていれば、製造から2年経っても品質に影響がないといわれています。
また、スタッドレスタイヤの性能は確実に進化していますが、前モデルから劇的に向上しているかといえばそうでもありません。
型落ちのアウトレット品でも、スタッドレスタイヤとして十分な性能を維持しています。
僕の経験では、海外有名メーカー製の2年落ち旧モデルを新モデルの半額で買うことができました。
運よくモデルチェンジの時期と重なれば、これくらい安く買うことができます。
ネット通販で買う
家電なんかと同じように、タイヤも実店舗よりネットで買うほうが断然安く買えます。
また、実店舗に比べて品揃えが豊富であることもメリットです。
並行輸入品に気をつけて!
ネット通販では並行輸入品が売られていることがあります。
並行輸入品とは、通常の輸入タイヤとは違い正規代理店ではない業者が海外で仕入れて日本国内へ輸入し販売する製品のことです。
つまり、同じメーカー・ブランドのタイヤでも日本の市場向けに作られたものではありません。
そのため、日本の雪道・凍結路に適した仕様ではなく、新品であっても日本国内ではスタッドレスタイヤとしての機能を十分に発揮できない可能性があります。
ネット通販でタイヤを購入するときは、日本国内向けの商品を扱うネットショップで買うようにしましょう。
以下は、国内向けの新品タイヤ・アウトレットタイヤを扱っている安心でオススメのネットショップです。
フジ・コーポレーション
国内外の有名メーカーや格安のアジアンタイヤまで品揃えが豊富で、もちろんアウトレットタイヤも取り扱っています。
実店舗もあり、ネットと同じ金額でタイヤを買うこともできます。
タイヤ単品・ホイール単品・タイヤとホイールのセット、どれを購入する場合でもまず最初にチェックしておきたい定番のショップです。
タイヤフッド
こちらも国内外の有名メーカーを中心に品ぞろえの豊富な人気ショップです。
アウトレットタイヤの取り扱いもあります。
オートバックスと提携しており、購入したタイヤ・ホイールを全国のオートバックス店舗で交換できます。
交換予約はタイヤフッドのサイトからもできます。
オートウェイ
輸入タイヤに特化した格安タイヤショップです。
メーカーにはこだわらず、とにかく安い新品タイヤを探したいときにオススメです。
輸入タイヤといえば以前は“安かろう悪かろう”の代名詞でしたが、最近の輸入タイヤは品質も良くコストパフォーマンスが非常に高いです。
雪のあまり降らない地域では輸入タイヤで十分でしょう。
国内メーカーのものに比べてゴム質が硬めのものが多いことを逆手にとって、スタッドレスタイヤとして2~3シーズン使用した後はそのまま履き潰し、サマータイヤ代を節約する人もいます。
インチダウンも検討する
インチダウンとは、タイヤの外径はそのままでホイールのサイズを小さくすることです。
最近の新車はデザイン性を重視して、扁平率が低い純正タイヤを採用しているメーカーが多いです。
タイヤの価格は、同じ外径でも扁平率が低いほど高額になります。
ホイールのサイズを1インチ小さくするだけで総額で数万円の差が出ます。
インチダウンにはタイヤの値段の他にも以下のようなメリットがあります。
- 衝撃がやわらぎ乗り心地がよくなる
- 燃費が良くなる
これらは、扁平率を上げてタイヤが厚くなることが理由です。
逆に以下のようなデメリットもあります。
- デザイン性が損なわれる
- 高速走行時の安定感が低下する
スタッドレスタイヤはサマータイヤに比べてゴム質が軟らかいため、高速走行時の安定感が下がりフラつきやすくなります。
しかし、雪道や凍結路をスピード出して走ることはまずないので、スタッドレスタイヤであればインチダウンするほうが個人的にはオススメです。
インチダウンをする際は、車の販売店や整備店へインチダウンが可能か相談しましょう。
車種によってはブレーキキャリパーが干渉してインチダウンができないことがあります。
まとめ
新品のスタッドレスタイヤを安く買うには、以下の方法を試してみましょう。
- シーズンオフに買う
- ネットショッピングで買う
- アウトレット品を狙う
- インチダウンも考える
これはサマータイヤを買うときでも同じです。
タイヤがディーラーや量販店で買うより半額以下になり、数万円単位での節約になりますよ。
コメント