オリコン顧客満足度®調査によると、イオンモバイル が格安SIMで2年連続の1位を獲得しました。
なぜ、いま イオンモバイル が人気なのでしょうか?
この記事では、その理由を解説します。
料金プランの多さ
イオンモバイル の音声通話プランではデータ容量が0.5GBから始まり、1~10GBまでは1GB刻み、10GB~50GBでは10GB刻みの計15段階から月々のデータ容量を選べます。
データ通信専用プランでも14段階、さらに料金とデータ容量を抑えた60歳以上限定のプランも3~4段階のプランが展開されています。
これは「シンプル1プラン」を進める大手キャリアとは真逆の戦略です。
他の格安SIMでもここまで細かい料金プランを用意しているところはなく、自分のデータ使用状況に合わせて無駄のないプランを選択できるのが イオンモバイル の強みです。
また、プラン変更は何度でも無料でできるので、年間を通したライフスタイルに合わせることができます。
大手キャリアや他の格安SIMは “ わかりやすさ ” を理由にシンプルなプラン展開を進めていますが、これは裏を返せば “ ユーザーを舐めている ” とも取れるんです。
自分の月々のデータ使用量を把握し適切なデータ量のプランを選択できるのはリテラシーの高いユーザーという認識です。
そもそも格安SIMを選ぶのは比較的リテラシーの高いユーザーなので、そのようなユーザー層にあわせてプランを多数用意するのが格安SIMの本来あるべき姿ではないかと思います。
シェアプランで無駄なくデータを使い切る
イオンモバイル には、月々のデータ容量を複数端末や家族(最大5台)でシェアできる シェアプラン が用意されています。
例えば家族4人で20GBをシェアした場合、月額合計は 2,508円(税込)です。
5GBを4回線別々に契約した場合の合計が 5,192円(税込)なので、これは家族でまとめて契約する場合の大きなメリットになります。
最近の格安SIM市場の傾向としては、データ容量のシェアができることが満足度を高める条件になっているようです。
実際、オリコン顧客満足度®調査のトップ3はいずれもデータ容量のシェアやギフトのできる格安SIMです。
昨今の物価高も相まって、特に子供のいる家庭ではスマホ料金の節約志向が高まっています。
複数端末で無駄なくデータ容量を使い切ることができるデータシェアは、ファミリー層をターゲットにするなら必須といえるでしょう。
実店舗で契約・サポートが可能
イオンモバイル は格安SIMでありながら、全国200以上のイオンの店舗で新規契約やプラン変更、端末の故障修理受付などのサービスが受けられます。
大手キャリアのショップのような設定サポートも行っており、格安SIM初心者でもキャリアからの乗り換えがしやすいのが特徴です。
これは、特に高齢者にとっては嬉しいサポート体制ではないでしょうか。
当ブログではドコモの ahamo が高齢者にオススメであるという記事を公開していますが、イオンモバイル は ahamo よりさらに低料金で利用できるという点でメリットがあります。
イオンの店舗内にあるということも1つの強みです。
買い物ついでに立ち寄ることもでき、また逆にキャリアのショップのような長い待ち時間を買い物で潰すこともできます。
まあ、イオンモバイル の店舗はそうそう混まないですけどね。
料金や通信速度は…
イオンモバイル の単体での料金は確かに安いですが、他の格安SIMと比べて格段に安いかといえばそうではありません。
格安SIM各社の価格競争もあり、格安SIMも差がなく安いです。
ただし、シェアプランに関しては イオンモバイル の安さが際立っています。
同じ格安SIMの IIJmio と比較しても、20GBのシェアプランで2割も安いです。
格安SIMの通信速度については期待するのが野暮というものです。
多くの格安SIMユーザーはここは割り切って使っているでしょう。
サブキャリアである UQモバイル や Y!モバイル より上位にランキングしていることから、格安SIMユーザーの評価ポイントは通信品質より料金であることが読み取れます。
料金の安さを重視する格安SIMユーザーの中でも、とりわけファミリー層にとっては節約効果が絶大であることが、イオンモバイル が人気である最大の理由ではないでしょうか。
コメント