クルマの故障や事故など、突然のトラブルでも無料でロードサービスが利用できる JAF(日本自動車連盟)の存在は、ドライバーにとっては常識です。
しかし最近では、任意保険やクレジットカードに付帯するロードサービスで十分というドライバーも多いです。
この記事では、わざわざ年会費を払ってまで JAF に加入するメリットがあるのかを、JAF 歴20年の僕の経験もふまえて考えてみます。
JAF の年会費
JAF の年会費は 4,000円 です。
その他、入会時に 2,000円 の入会金も必要です。
年会費を複数年分一括で支払えば、入会金が割引になります。
5年分を一括払いにすれば、入会金は無料です。
JAFと保険付帯サービスの違い
JAF では、バッテリー上がりや故障時のレッカー移動などのサービスが無料で何回でも受けられます。
この 無料で 何回でも というのが自動車保険に付帯するロードサービスとの大きな違いです。
さらに、保険のロードサービスではカバーされないパンクや落輪・雪道や泥道でのスタックにも対応できます。
また、保険が車両に対してかかるのに対し、JAF は人(会員)に対してかかるというのはよく聞く話。
レンタカーや友人の車でもサービスが適用されますし、実際に運転していなくても同乗しているだけで使えます。
逆に JAF では、行先で車両トラブルがあったときの宿泊・帰宅費用のサポートはありません。
つまり JAF と自動車保険のロードサービスは “あわせてなんぼ” の関係なので、どちらか片方だけで十分というものではありません。
自動車保険の見直しが節約の近道
マイカーの維持費を安くしたいなら、まずは自動車保険の見直しから始めてください。
これだけで年間数万円の節約になることもあります。
自動車保険の見直しには一括査定サイトを使うのが便利で簡単です。
“ほけんの窓口インズウェブ” では最大20社に無料で一括見積りしてもらい、保険料の比較ができます。
見積り=契約ではないので、保険料の相場を知るという意味でもとりあえず見積もりを取ってみましょう。
JAFとENEOSカード付帯サービスの違い
ロードサービスが付帯するクレジットカードがあります。
なかでも ENEOSカード は JAF と同等のサービスが受けられることで、最近人気が急上昇しています。
JAF と同等とはいえ、サービス内容は微妙に差があります。
ENEOSカード との比較では、どの項目においても JAF がサービス内容で下回ることはありません。
ENEOSカード が上回る点は、ガソリン代が値引きされることと年会費が実質無料であること(ENEOSカード S の場合)です。
JAF の優待・割引
JAF の会員なら、全国のレストランやカフェ・宿泊施設・道の駅などの優待施設を割引料金で利用できます。
この会員優待だけで年会費の元をとることも可能ですが、相当回数利用する必要があります。
僕の場合、年に数回程度の利用(主に入浴施設)なので、これだけでは年会費の元は取れていません。
それでも JAF 会員を続ける理由は他にもあるということです。
なお、JAF 会員なら ENEOS や 出光 などのガソリンスタンドでも割引料金で給油できますが、これに関しては ENEOSカード などの割引率のほうが大きいので、あえて JAF の割引を利用するメリットはありません。
僕もガソリン代の節約のために ENEOSカード を持っています。
月々300リットルまで最大7円/㍑引きになる ENEOSカード CB(現在は新規加入受付終了)です。
このカードでも JAF とは異なる施設優待が利用できます。
ENEOSでんき でさらに値引き
JAF の知られざる便利な使い方
JAF はパンクやキー閉じ込みなどのトラブル時にしか利用できないと思われがちですが、実はトラブル以外でも利用可能です。
この知られざる利用方法こそ、僕が JAF に加入し続ける真の理由なのです。
この使い方を知っておけば、JAF の年会費分の元が簡単に取れるのです。
タイヤチェーンの装着
チェーン規制に出くわしてしまっても、JAF を呼べばタダでチェーンを取り付けてくれます。
プロである JAF の作業員さんなら、30分以内の作業時間(無料)でちょちょいのチョイで取付完了です。
ただし、自分でタイヤチェーンを用意できていることが条件。
JAF でチェーンの購入や貸し出しはできませんのでご注意を。
バッテリーの交換
バッテリーあがりの対応だけでなく、バッテリーの交換にも JAF は使えます。
最近のアイドリングストップ対応バッテリーは高価な割に寿命が短いので、2~3年で交換になることが普通です。
バッテリーをネットで購入し JAF に交換してもらえば、ディーラーやカー用品店で交換するより圧倒的に安いです。
ちなみに僕の所有する HONDA の N-WGN の場合、ディーラーでの純正バッテリー交換費用はこの金額(工賃別)で見積もられました。
適合品をネットで購入すればバッテリー代は半額以下です。
そして JAF なら交換にかかる工賃(30分以内)は不要です。
軽自動車でさえこれだけの差です。
バッテリー価格の高い普通車なら、差額はさらに大きくなります。
1回の交換で1万円以上の節約にもなるので、車を複数台所有していればこれだけで年会費の元が取れてしまいます。
年会費を払ってまで JAF に入る価値はあるか?
優待施設は利用しないしバッテリー交換も自分でできるような人なら、あえて JAF に入る必要はありません。
任意保険とクレジットカード付帯のロードサービスでカバーできます。
ENEOSでんき でさらに値引き
逆に、僕のように優待施設やバッテリー交換で利用したり、年に3回以上ロードサービスのお世話になるような人は、JAF に入っておいて損はありません。
ちなみに僕は今まで1回もロードサービスを使ったことはありません。
それでも年に数回の優待施設の利用と3年に1回のバッテリー交換(車2台分)でしっかり元を取っています。
自動車保険の見直しが節約の近道
マイカーの維持費を安くしたいなら、まずは自動車保険の見直しから始めてください。
これだけで年間数万円の節約になることもあります。
自動車保険の見直しには一括査定サイトを使うのが便利で簡単です。
“ほけんの窓口インズウェブ” では最大20社に無料で一括見積りしてもらい、保険料の比較ができます。
見積り=契約ではないので、保険料の相場を知るという意味でもとりあえず見積もりを取ってみましょう。
コメント