povo 2.0 には手を出すな!デメリットだらけの改悪アップデート

格安SIM

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au の新料金プラン povo が povo 2.0 に進化しました。
基本料金 0円 から始められるということで、かなり反響が大きいようです。

しかし、賢い au ユーザーのみなさん、そして他社ユーザーのみなさんもだまされてはいけませんよ。
povo 2.0 はデメリットだらけの改悪アップデートだったのです。

povo と povo 2.0 の違い

同じ povo でも、旧 povo(povo 1.0)と povo 2.0 では料金やサービスの仕組みが大きく違います。
まずは下の表で確認してみてください。

プラン名 povo 1.0 povo 2.0
基本料金/月 2,728円 0円
データ容量/月 20GB 0GB
速度制限 最大1Mbps 最大128kbps
契約可能な年齢 20歳以上 13歳以上
SIMカード変更(auから移行の場合) 不要 必要
eSIMへの変更(auから移行の場合) 不可
家族割プラス カウント対象 対象外
各種auユーザー向け特典 あり なし
LINEの年齢認証 対応 非対応

povo 1.0 と 2.0 で違う部分だけをざっくりと抜き出しました。
基本料金 0円 のインパクトに目が行きがちですが、かなりの改悪ですね。

povo 2.0 のデメリット

それでは povo 2.0 の改悪っぷりについて詳しく見ていきましょう。

データ容量

povo 2.0 では、データ容量を必要に応じて “トッピング” というオプションで購入する必要があります。

トッピング povo 1.0 povo 2.0
データ 1GB 550円(31日間) 390円(7日間)
データ 3GB 990円(30日間)
データ 20GB 2,700円(30日間)
データ 60GB 6,490円(90日間)
データ 150GB 12,980円(180日間)
データ使い放題 220円(24時間) 330円(24時間)
5分以内通話かけ放題 550円(1ヶ月間)
通話かけ放題 1,650円(1ヶ月間)
DAZN使い放題パック 760円(7日間)
smash.使い放題パック 220円(24時間)

まず、povo 1.0 では基本料金に含まれていたデータ容量 20GB で比較すると、2.0 では安くなっているとはいえ 28円 と差はわず
有効期間が 30日 であることを考えると、月によっては割り損です。

2.0 では大容量のデータトッピングほど有効期間が長く割安になりますが、これがまた曲者。
有効期間が長いほど期限を忘れがちになり、期限ギリギリに余ったデータ容量を使い切ろうとしても au お得意の速度制限で使いものにならず。
高額な大容量トッピングを買わせてデータ容量を余らせる魂胆こんたんが見え見えです。

その他にも、1GB のデータ容量追加では完全に割高ですし、24時間データ使い放題も値上げされています。

速度制限

なによりも最悪なのは、データ容量を使い切った後の通信速度が 1Mbps から 128kbps に大幅減速されていることです。

povo 1.0 での 1Mbps ならメールや LINE はもちろんOK、Spotify などの音楽ストリーミングサービスもストレスなく利用できます。
YouTube や DAZN などの画質を調整できるサービスなら動画配信サービスも利用可能。
日常的な使い方であれば事実上の “使い放題” といえます。

povo 2.0 では 最大 128kbps にまで速度制限されるため、オンラインでの動画視聴は絶望的。
インターネットやSNSなどでの写真の読み込みもストレスを感じるレベルの遅さになります。
もうこれだけで、povo 2.0 にする意味はないといえます。

家族割プラス

povo 1.0 は家族割プラスのカウント対象でした。
1.0 の料金自体は割引対象外ですが、家族がピタットプランなど au の他の料金プランなら割引の恩恵を受けられます。

povo 2.0 では、 家族割プラスのカウント非対象になってしまいました。
2.0 にアップデートしてしまうと、家族のスマホ料金の割引きに貢献できなくなります。
家族全体でみると、むしろ料金が上がるという事態もありえます。

au ユーザー向け特典

povo 1.0 では対象になっていた、auご利用料金割引プログラムやau自動車ほけんのauユーザー向け割引など、auユーザーが受けられる特典が povo 2.0 では対象外です。

また、auポイントプログラムステージ制でのスコア付与対象外にもなってしまいます。
もうこれでは、auユーザーこそ povo 2.0 にする意味がないといえます。

LINEの年齢認証

その他、povo 2.0 は LINE の年齢認証サービスに非対応です。
LINE の年齢認証ができるのがキャリア回線の強みだったのに、それすら捨てるとは au はいったい何がしたかったのでしょうか?

povo 2.0 のメリットとは?

ここまで酷いのは見たことがないというほど、povo 1.0 から 2.0 へのアップデートは改悪だらけでした。
める要素が全くないのですが、なんとか povo 2.0 のメリットを活かした有用な使い方がないかを考えてみます。

通話専用回線として

基本料金 0円 で au の音声通話回線が利用できます。
実際はトッピングなしで 180日 経過すると強制解約になってしまうので、180日に一度『データ使い放題(330円)』を購入することで、月額100円ほどの通話専用回線として活用できます。

または『通話かけ放題』トッピングをつけることで、月額1,650円の完全かけ放題回線が手に入ります。
この場合は、強制解約回避のためにデータトッピングを購入する必要はありません。

デュアルSIMで格安スマホ運用

上記のように通話専用とした povo 2.0 と、料金の安いデータ専用の格安SIMをデュアルSIMで運用すれば、スマホ料金を節約できます。
povo 2.0 は eSIM に対応しているので、iPhone や Google Pixel などデュアルSIM対応機種の選択肢は広がります。

組み合わせ方によっては、通話もデータ通信も無制限の “完全つかい放題” スマホ実現可能です。
例えば povo 2.0 に『通話かけ放題』をつけ、mineo(マイネオ)のシングルタイプ 20GB とデュアルSIMにしてみましょう。

料金プラン トッピング 月額料金
povo 2.0 通話かけ放題 1,650円
mineo(マイネオ) シングルタイプ 20GB 1,925円
合計 3,575円

これは、ライバルであるドコモの ahamo に通話かけ放題オプションをつけた場合より500円ほど安くなります。
しかも、データ容量を使い切った後の通信速度は最大 1.5Mbps なので、こちらも ahamo の 1Mbps より速いです。

高齢者こそ ahamo(アハモ)にすべき5つの理由
NTTドコモの新料金プラン『ahamo(アハモ)』の提供が始...

まとめ

以上 povo 2.0 の改悪っぷりをけなしたうえで、それでも有益な使い道を模索してみました。
現状では通話専用SIMとして安く運用できるため、格安SIMとのデュアルSIM運用というニッチなニーズには応えられそうです。

Amazonでも好評販売中

Amazon でエントリーコードをダウンロードすれば、トッピング購入手続きなしで povo 2.0 を始められます。


コメント

  1. 阿部孝 より:

    12月になってから、やたらと変なSMSメールが来るようになり、発信者通知のある方に、昨日朝10時頃電話して話を聞きました。私の電話番号で、「5万円支払え」と言うようなメールだそうです。
    直ぐに迷惑メールに関するサイトを開き、自分の番号が迷惑メール電話と表記されました。
    昼過ぎに、通信会社povoに連絡すると、チャットでしか対応出来ないと説明うけました。チャットにしたがって操作していると、途中でチャットが切れてしまい、3人目のオペレーターで、緊急停止出来ました。3人共に警察に被害届けを出すように提案され、市内の袋井警察署に行き、事情を説明しましたが、調書・被害届けを出しても何も得られないと確信しました。
    もう電話番号かえるしかないと決断し、povoに連絡しました。およそ16時位から、解約を要望しても、やはり途中でチャットが切れその後、gmailに「問題は解決しまか?」というメールが届きました。すべて「解決していない」と返信しても、数回でメールは来なくなりました。チャットをとにかく続けましたが、10回を越えた途中で、gmailに返信があり、緊急停止をした当日には、解約出来ない旨が記されていました。
    夜10時を過ぎ、責任者に代われと要求し、チャットでわずか二言送っただけで切れ、その後、gmailが同じ内容で届きました。
    私は20時頃から、もしかしてさせない為のパフォーマンスではないかと、疑念を持ち始めました。
    今日、auショップに午前11:40分に行き、店員さんへ事情を説明し、auに新しい番号で契約することにしました。それからその店内で、チャットをして何度も切れ、
    povoのアプリからの解約を促されました。話しが前後しますが、咲く夕方から、その解約操作をやっても、新規申し込みの画面になりました。私は緊急停止後の解約が制限されているかもと思い、今日置きて直ぐに操作しても、結果葉同じでした。営業時間のせいかもと、朝10時にもやっても駄目でした。
    つまり、自分で解約する方法は一切無いという状況で、本日22時になっても解約出来ません。
    恐れていた通り、昨日よりSMS利用料は、昨日だけで500円増え、5800円程になっています。あすは7000円くらいになっていると予想してます。
    povoはこの緊急事態でも、不正に使用されたSMSは、識別できず、また補償もない為、すべて私が負担すると通知しています。
    そして、14:40分auに切り替えました。
    手続きが終わり、auショップを出たのは15:30分でした。昼食すら取れませんでした。言い忘れましたが、停止したままでは、解約手続きが出来ないと、解除させたのはpovoのオペレーターです。
    私は完全に詐取されていると判断し、自衛の為、唯一povo支払いに使っているカードを解約し、支払いを停止しました。povo側にも、監督官庁に報告し、なおかつ実質的被害の賠償と、精神的苦痛に対する訴訟を熾すと通知しました。
    しかし、なんの連絡も無いので、証拠作りの為、19時丁度からチャットしました。そこから20:10分で担当の応えはpovoアプリで解約手続きしろというメッセージでした。この80分間のスクリーンショットを撮りました。証拠は他に多数のgmail文章があります。

    今後の為、ブログ記事にしました。
    ご査証下さい。

  2. NaCl より:

    3ヶ月以上の契約だとahamoやpovo1.0より割安な価格設定となっているので、1ヶ月契約だけで比較してサービスダウンしているとはおかしな話ではないでしょうか。
    また、3ヶ月や6ヶ月契約の場合、ahamoやpovo1.0と異なり、余った容量を実質的に最大2ヶ月分(6ヶ月の場合は最大5ヶ月分)まで繰越できるのは大きなメリットではないでしょうか。
    一方で途中解約すると損するというデメリットもありますが・・・
    データ容量制限についても元々のデータ容量が多い上に繰越が効くので、よほどヘビーに使用しない限りは容量制限に引っかかることはなさそうです。そういう人は使い放題プランにしろということでしょう。
    その他、楽天モバイルやMVNO等、コストパフォーマンスが高い代わりに通信品質に不安のある回線とデュアルSIMとすることで通信品質の弱点をカバーするなど、かなり多様な使い方ができるようになってます。
    トッピング制度が初心者にはわかりにくいのと、auと完全に別制度となった事による制約はあるものの、メインからサブまで様々な使い方に対応できることや、特に6ヶ月プランのコストパフォーマンス(価格容量比)は他社を圧倒しているため、ワンプランで初心者にもわかりやすい代わりにpovo2.0よりやや割高なahamoと上手く差別化できていると思います。
    本来は初めからauと別のサービスとしてpovo2.0に相当するサービスを導入する予定だったが、先行してdocomo陣営からahamoが導入されたので、間に合わずに急ごしらえでpovo1.0を作ったという感じがします。

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